点火時期調整(確認)

本来ですと、クランクケースの点検穴にクリアプラグを付けて、そこから診るのですが、しかし
内部の油が暴れ回って、私にはタイミングマークがサッパリ見えませんでした。このバイクは
ベルトプライマリーなので、カバーを外してこちらで確認。オープンにしている人は、この方が
簡単で確実ですよ。先ず点検穴にてタイミングマークを合わせ、スプロケットの適当な位置に
ペンキやテープ等で割り印を付ければ完了。後はタイミングライトで照らし「ぐへへ〜、奥まで
丸見えだぜ」と、独りエロギャグに浸りながら測定してください。口に出す必要はありません。

で、この時の回転数ですが、マニュアルでは2000RPMとなっています。これは進角装置が
作動した後の回転数と言う事でしょうね。タイミングライトで確認しながら、アイドリングから
回転数を上げて行くと、ある回転からクランク側のマークが移動します。これが進角した瞬間
です。昔のキャブ時代の自動車では、更にバキュームを利用したアドバンサーも加わります。
このバキューム・アドバンサーとは、例えば一定の回転数をキープしながら、坂道を登った
場合など、エンジン回転数は変わらなくても、スロットルは余計に開かれた「高負荷」の状態
なので、点火時期を少し戻さないとノッキングを起こします。ですからキャブのスロットル付近
から拾ったバキュームで予め一定量進角しておき、高負荷にてバキューム圧が低くなったら
(エンジン回転数は変わらず、スロットルが多く開いた状態)、ダイアフラムが戻されて進角が
戻る(遅くなる)訳です。これらの進角装置によって、エンジンの回転数やスロットル開度に
応じて、点火時期を適切に移動させるのです。もっとも、バキューム進角は自動車だけで、
バイクはパワーウェイトレシオが小さい(車重の割りにエンジン出力が強い)ので、機械式
ガバナーだけです。レースカーなども、負荷と回転数を合わせる運転が前提なので(頻繁な
シフト操作)、バキューム進角は用いられない事が多いです。・・・で、長々と説明した後に
アレですが、現在は車もバイクも進角はコンピューター制御なので、機械式もバキュームも
存在しません。それらが装備されたのは、1980年代が最後かな?

と、余計な事を書き込みすぎて、具体的な点火時期調整の方法を説明し忘れました。要点
だけ書くと、タイミングライトに照らし出されたクランク側のマークが、固定マークより逆回転
方向側にあれば「早過ぎ」、固定マークより回転方向側にあれば「遅過ぎ」、クランクと固定
マークが一致していればOK。早過ぎた場合は、ポイント(無接点式の場合はセンサー)の
取り付けベース板を、カムシャフトの回転方向に回し、遅過ぎた場合は、カムシャフトの回
転方向と逆に回します(回し過ぎに注意、ミリ単位)。二人で組んで、タイミングライトを確認
しながらプレートを調節すると、直ぐに終わります。回転物が多いので、手などを巻き込まれ
ないように注意。







(オマケ)
恐怖の自作ツール

このバイクにはセンタースタンドがありませんから、バイク左側を弄る場合、
写真の自作ツールを使って右側に傾けます。どうするかと言うと・・・↓

↑この様に倒す側と反対のフレームに引っ掛けて・・・

↑怖eeeeeee!
大丈夫です!己の工作技術を信じるのです!・・・しかし推奨しません(笑)。
賢明な方は無理せずに市販のを買ってください(数十ドルだったと思う)。




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