
コッチ側にはオイルポンプとクラッチが収まっています。排気量が小さい理由もありますが、コンパクトですね。
シリンダーヘッドの冷却フィンは、2サイクル・エンジンの「顔」と言っても良い程、視覚効果が大きいのですが
(私的に)、これは写真の様な真っ平らじゃなくて、カワサキのマッハVやSS350のように、外側の数枚が
小振りになっているデザインの方が、私は好きなんですけどね〜。外側に窄まるような感じで丸っこく見える
のが可愛いのです。ハーレーのサイドバルブも、ヘッドの冷却フィンは丸っこいデザインですよね。ヤマハの
場合、写真の様に「バーン!」と広いフィンが一番横に陣取っているので、何かノッペリした印象になってしま
います。でもまあ、磨いて光らせると目だって綺麗ですが。
サイドカバー後ろのフレームが、タイヤ側に向かって少し折れ曲がっていますが、これが正常な形の様です。
「横から車にでも当てられたのか?」と、最初に驚いたのですが・・・
キック・ペダルは大型で踏み易い!しかも一踏みで左右計10回くらい点火チャンスがあるんじゃないかな?
排気量が小さい2サイクルなので当然ですが、暖気が済んでいれば必ず一踏みで始動します。冷えた時も
チョークを引いて2〜3回で掛かりますね。ハーレーだと、一踏みでやっと1〜2チャンスですからね〜(笑)。

「お乗りになりますの?」
でもな〜、2ストはギャンギャン煩いし、汚れたオイルをだらしなく垂れ流すので、「お嬢様」のイメージは
エンジンを掛けるまでの薄命ですね(笑)。エンジン始動後は「アン・ルイ●」って感じ?(←何て事を!)
カニの目の様な輸出用純正フラッシャーが涙モンですね。リアのレンズが赤いのも、輸出用ならでは・・・

このマフラーには、内部の芯を出して掃除する為、ボアの中心に横棒が通っています(写真で見えますよね?)。
外側の固定ネジを外して、この横棒を摘んで引っ張り出し、油汚れを掃除します。4ストと異なり、クランクケース内
の潤滑は、混合気に混ぜたオイルにて潤滑しますからね。潤滑後はガソリンと共に燃焼され、マフラーから排出
される訳です。白煙を出すのはオイルが燃える為で、マフラー内部は燃え残りの油で「ラーメン屋の換気口」状態
になります。マフラー内部は隔壁が何重にも設けられており、排気が徐々に膨張する構造です。レース用のチャ
ンバーなどは、大きな膨らみが設けられ、排気パルスが膨張した後に跳ね返る様な構造です。こうする事で無駄
に流れ出た混合気を再度シリンダーに押し込める働きをします。チャンバーの膨らみを、どの位置に、どの程度の
規模で設けるかによって、最大出力、その発生域、パワーやトルクバンド等が変わってきます。
もっとも、写真のマフラー↑では関係ない話ですけどね。このバイクにもカスタム・チャンバーを付ければ、馬力が
少々上がると思います。付けませんが(笑)。
余談ですが、4サイクル車でマフラーからオイル煙やオイル汚れが出たら重度の故障。所謂、「オイル上がり」や
「オイル下がり」のトラブルです。「下がり」ならばヘッドジョブ、「上がり」ならばエンジンOHの大仕事!でも2スト
では当たり前の現象。同じガソリンエンジンでも、この辺はかなり異なります。