
これは前オーナーから説明されたのですが、「燃料コックが機能しなくなったので(常時流れる)、途中に
後付けのコックを取り付けた」と言う事です。写真のタンクからキャブへと行くホース中間の真鍮の部品が
それです。別にこのままでも良かったのですが、操作し難い上にリザーブ機能も無いので修理しました。
中を開けたところ、案の定、燃料を制御するラバーのシートが入っておらず、代わりに汎用のOリングが
入れてありました。「制御ラバーが劣化したが部品が無くて・・・」と言ったところでしょう。しかしヤマハ・
ディーラーに問い合わせると、あっさり在庫が見つかり、値段は5ドル以下。まあ、とにかく修理完了・・・
(この写真は購入した日に撮った写真で、未だ何も手を付けていない状態です)

色を調合して塗り直すのは簡単なのですが、敢えて手を加えずにオリジナルを残す方が良いかなぁ・・・
タンクの凹みなんかも・・・直したいけど・・・直しちゃいけない?銃コレクターの性で、悩むところです(笑

これは一回はレストアされているのかなぁ・・・?前オーナーが2ndオーナーだったのですが、
その点を聞けば良かった。どう考えても綺麗過ぎますよね?でも部品は全てマッチングです。
ガレージに入れっぱなしで埃にまみれていたパターンかな?「孫に強請られて、おじいちゃん
が買って与えたけど、直ぐに飽きてしまって・・・売る訳にも行かず、ガレージに封印して・・・」
と、勝手に妄想(笑)。アメリカ人は金持ちが多いので、これは良くあるパターンです。
礼を言わせて頂く!「ありがとう孫に甘いおじいちゃん!そして飽きっぽいボンボン息子よ!」
くだらない妄想はさて置き、ブレーキは2リーディング式です。「ドラムは効きが悪い」と誤解が
あるようですが、それは違う!2リーディングはサーボ効果が強いので、恐ろしく効きます!
つーか、効き過ぎるのです。「ジワー」っと効くのではなく、「ガツン!」とイキナリ効いてロック
する危険がある程です。サーボ効果の悪い面なのですが、つまり効き味と言う点で優れない
ので、ディスク・ブレーキが主流となった訳です。冷却性に劣ると言う理由もありますけどね。
ちなみにリーディング・トレーリング式では、バイクのフロント・ブレーキには力不足です。昔の
ハーレーがリーディング・トレーリング式ですけど、ヤバイ程に効きません・・・どうも丁度良い
按配に恵まれないドラム式です。
余談ですが、写真の2リーディングは前進方向にはメチャ効きますが、後退時は全然効きま
せん。リバースの必要がある自動車では2リーディングは殆ど採用されません。このバイクも
2リーディング式はフロントだけで、リアはリーディング・トレーリング式です。坂道で停止した
時、ブレーキを掛けていてもズリ下がってしまいますからね。また、リアに2リーディングでは
効き過ぎて簡単にロックしてしまい(制動時は後輪への加重が抜ける)使い物になりません。