エキストラクターのセッティング

最近では、このタイプのエキストラクターがジャムの原因となる等と言われていますが、私的に、そんな話は
コストダウンでエキスターナルを採用したクローンのメーカーが、米国銃ライターに金を掴ませて書かせたの
では無いか?と言うくらい(笑)、別にどうって事は無いです。ちゃんとした部品を、指定通りに取り付ければ
何も問題ありません。

今回チョイスしたのは、エド・ブラウン製です。以前も何度か使って調子良かったので。能書きには、熱処理が
完璧、ライフタイム・ギャランティーだそうです(笑)。実際、昔コレを組んだ38スーパーにて、既に2万発以上
撃っていますが何ともありません。先にイカレるのはファイアリングピン・ストップの方です。

追記
以前のFAQにて、「S・A製のエキストラクターで2万発近く〜云々」と書きましたが、エド・ブラウン製でした。











何所をどう調整するか

写真はシリーズ80の物ですが(AFPBが入る窪みがある)基本的にどれも同じで、A〜Bの間が反って
スプリングになります。Cは固定用の溝で、ここにファイアリングピン・ストップが入り込みます。

調節するのは主にAの箇所で、ここを削る事で爪が内側に移動します。リムが噛む凹部分と両方削ると
リムに深く噛み込む事になる訳です。もしも、浅過ぎてスリップする場合はそうします。但し、必要以上に
深く噛み合わせると、かえってエジェクト不良を誘発します。また、バネ圧の強さはA〜B間を曲げて行い
ますが、その場合ヒート・トリートをやり直した方が良いでしょう。この辺がすぐにヘタる部品は3流です。
今回買ったエド・ブラウン製などは完璧です。

実際には、爪部分の形状の調節だけでも4箇所くらいあるのですが、優良なカスタムパーツを買えば
その辺は既に問題無い場合が殆どなので、ここでは省きます。










タイト・ホールド

写真の様に、程好い強さで咥え込み(←また下ネタか?)、このままチャンバーにスポっと入るアライメントが
取れていれば(要するに薬室と一直線)完璧です。アライメントの調節はエキストラクター側では不可能で、
スライドのブリーチ・フェイス(ケースヘッドが当たる面)の両サイドを削ってフィッティングします。どちらかを
削り過ぎると、先に述べたアライメントが狂い、また、ケースがホールドされなくなります。逆に両脇が狭いと
ケースが入りません(あたりまえ?)。この辺の調節は、意外と難しいです。











ファイアリングピン&ストップ

エキストラクターの後部は、オーバーサイズで出っ張っており、スライド後面に合わせてサーフェイスするのですが
・・・今回ちょっと削り過ぎました(笑)。スライドが着色前なら、装着した状態で一緒に削ると簡単なのですが・・・

ファイアリングピン&ストップはコルト製を使用。一番上で述べましたが、何万発も撃つと、先ずファイアリングピン・
ストップが磨耗してガタガタになります。これがガタ付くと、エキストラクターにも前後のガタが生じ、エジェクト不良を
誘発します。例の「エキストラクターがウィーク・・・云々」の話は、この辺が原因かも?実際にはエキストラクターで
なく、ファイアリングピン・ストップが原因です。これを定期的に交換していればトラブルの確立は減ると思います。











リコイル・スプリングの選定

リコイル・スプリングは様々なテンションの物があり、使用目的によって選びます。
テンションの強さによって、リコイルのフィーリングが驚くほど変化します。弱い物ほど、リコイルが鈍く感じ
られ、強くするとビシッとシャープな感じになります(あくまでも感じだけですよ)。弱い方が速射には有利な
感じがしますが、しかし、サイクルが遅くなるので超速射?の様な芸当では逆に不利。また、装填不良の
確立が高くなり、フレームへのダメージも大きくなります。

あくまでも一例ですが、IPSCシューターが好むのは(個人差はあるが、おおまかに)、スプリングを弱目に
設定し、ウレタン製のショック・バッファーをガイド・ロッドに装着して、フレームへの激突ダメージと射手への
ショックを和らげるセッティングです。私もそれが好きです。但し、実戦に用いる事を前提とした銃ならば、
リコイル・スプリングを規定(ノーマル)よりも弱くする事は邪道でしょうね。先に申したとおり、装填不良の
原因にもなりかねません(泥や砂で汚れた場合などは特に)。と言う訳で、今回はバッファーは付けますが
スプリング圧はノーマルを選びました。











ガイドロッドとバッファー・ラバー

ガイドロッドもエド・ブラウン製の2ピースをチョイス!これもモノによっては折れたり傷だらけになったり
するので、良い品を選ぶ必要があります。写真のロッドも、やはり以前に38スーパーで使用して信頼
している製品です。エド・ブラウンのパーツは質実剛健なので、ウィルソンなどよりも私は好きですね。

2ピース・タイプは、分解の際にヘキサゴン・レンチを必要とするので、軍用銃などには向きませんが、
リコイル・スプリング・プラグとピッタリ面イチになるので格好良いのです。ワンピース・タイプは分解の
為に、プラグの前面から一段引っ込んでいるので、見た目が格好悪いのですよ。でも、分解するのに
ツールを必要としないのは利点です。

ウレタン・バッファーは使い古しで、何所のメーカーかは不明。今回新たにウィルソン製を買いましたが
勿体無いので↑を未だ使います(笑)。










追記
バッファーを取り付ける位置

最近見たサイトで、ガイドロッドが折れた!と言う記事がありましたが、そこでは上のイラスト下段
×の図で示す位置にバッファーを取り付けてありました。これでは東京タワーの土台をウレタンで
作る様なもので、何所のメーカーのロッドでも折れてしまいます。正しくは○で示す様に、リコイル
・スプリングで挟む側に通します。この部分は、スライド下端(プラグが入る部分)と、フレームとが
激突する重要な部分です。ここに歪みや凸凹があると、クラックが入ったりする原因になります。

追記の追記(笑
ブラウネルスカタログで新製品を調べたら、×で示す位置にバッファーを組むタイプが存在します。
上で話したサイトの主は、恐らくそのパーツを取り付けたのでしょう。これはパーツ側に責任が
ありますね。ガイドロッド(ノーマルではガイド)のフレームと当たる側は、ソリッドでピッタリと合致
しなければ、リコイルで後退したスライドがブチ当たった瞬間に、どちらかに傾いてしまいます。
その際に、長いロッドが付属していれば、根元に負担が掛かるのは必至。バッファーがリコイル
スプリング側に付いていれば、その問題は一切無いのです。新製品には落とし穴がある場合が
多いと言う、典型的な例ですね。













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完成             実射テスト      

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