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居眠り将軍さんからの質問。
予備自衛官補のコースを取っている大学生です。 管理人さまは64式について大変お詳しいので一つお願いを聞いていただきたくメールいたしました。
64式小銃は細かい部品が多くて分解結合が難しい、とよく自衛隊ものの本に書いてありますが、 何かコツなどありましたら教えていただけませんでしょうか。なにぶん、訓練期間が少ないので そういうコツなどがあれば幸いです。
不躾ではありますが、どうかよろしくお願いします。
回答
回答遅くなりまして、ごめんなさい。 え〜、64式の件ですが、取り扱ったのはもう20年近く前ですので印象に残った出来事を除き、細部に ついては忘れてしまっております。ただ、あの銃が複雑で分解結合し難いと言うのは、引き金室部に 限っての事であり、レシーバー内部の、遊底、スライド等は慣れてしまえば、当たり前の様に分解結合 できました。
教練では完全分解&結合を行いますが、助教が指導してくれますので、良く聞いていれば何とかなると 思いますよ(←無責任)。私が教育隊に居た頃も、何人かがてこずりましたが、最終的には何とかなって しまいます(笑)。それさえ済んでしまえば、引き金室部をバラす事など滅多にありません。みんな忘れて たんじゃないかなぁ・・・?でも、これも連続10回くらい行えば、覚えてしまいます。私は、機会があれば バラしていましたが、20年ですっかり忘れてしまった・・・・・
レシーバーの方では、遊底とスライドを組んだ状態で、レシーバーに組み込む時に、コツが必要だった と思います。しかし、これも2〜3回行えば、直ぐに要領が掴めて問題無かったと記憶してます。バレル 周りでは、皿型座金の向き、脚の向きを間違わない様に。あとは順序さえ間違わなければ、特に難しい ところは無かったと思いますが・・・・・曖昧ですみません。
射撃後の掃除で1番大変だったのは、ピストンと規整子です。カーボンが固着して中々落ちません。 点検の際もここは良く見られます(笑)。
まあ、こんなところです。大して役に立てなくて申し訳無い。一応、秘密保全の義務が私にはあるので お話しする事は選びましたが(どっちみち忘れてるし)、まあ、精巧な64式のモデルガンが出回ってる 現在では、上記は問題にならないでしょう。
また、訓練で一番重要なのは事前知識ではなく、実際の教練をその都度しっかり身につけることです。 そうすれば何も問題は無い筈です。
御国の為に頑張ってください。
匿名希望さんからの質問。
第一世界大戦・第二次世界大戦を通じて米独の主力銃であった30−06スプリングフィールドとモーゼル 7.92x57についてなのですが卓上の銃資料によると、前者の銃口初速・855〜60m/s、弾頭重量・9.72g 後者の銃口初速・780m/s、弾頭重量・10g・・とここまでの情報しかありません。 自分はこんな初歩的なことではなく両者の弾丸効力(威力)や命中精度について知りたいのです。邪推 ながら・・100年経った今でも世界中の狩猟者から愛用されてるという事実から30−06の方が7.92x57より 優れていると思うのですが・・実際はどのようなものでしょうか?どうか、御教示を宜しくお願い致します。
答え
卓上論とは言っても、資料のデータは何時か何処かで誰かが実測したものであり、仮に私が実測したと しても大差は無いと思います。匿名さんが知りたいのは、実際に粘土やポリビンを撃った際に、どれくらい 差があるのか?と言った事なのでしょうが、これも例えば308winと300win・magでは視覚的に大きな 差がありますが、30−06と8mmマウザーではそれ程の違いは無いと思います。正直、私も両者を比較 する様な実験は行った事がありません。一番体感している人は、8mmマウザーと30−06を獲物に対し 撃ち比べた事のあるハンターだと思いますが、私の周りにはそんな人は居ません。
結局、私もデータから判断する以外無いのですが、数字から判断するのは然程難しい事ではありません。 例えばシェラのリローディングデータより・・・・
30−06 220グレイン弾頭(HPBT) IMR4350→53.0グレイン(MAX) 2500f/s 8mm 220グレイン弾頭(スピッツアーBT) IMR4350→50.1グレイン(MAX) 2300f/s
と、この様に同一重量、同一形状の弾頭を発射する場合でも、パウダーのマキシマムチャージが上回る ので、初速は30−06の方が勝っています。当然、エネルギーも上です。ちなみに、他の弾頭でも殆ど 30−06が数割上回る結果になっています。
では、ミリタリーオリジナルカートリッジではどうか・・・
30−06 220グレイン FMJ−RN BALL 2300f/s 2585f.lb(マズル・エナジー)
8mm 226グレイン FMJ BALL 2095f/s 2200f.lb
やはり、リロードデータと同様の結果です。上記のデータからは、8mmマウザーよりも、30−06が若干 初速、エナジー共に上回っていると言えます。
ただ、これは私の感想ですが、射撃した際のリコイルは8mmの方が強く感じます。日本では一般的に 「8mmマウザー→反動強烈→威力強い」と言ったイメージがありそうですが、実際には先のデータでも 分かるように、30−06の方が威力、反動共に強い筈なのです。
実は反動は必ずしも弾薬の威力とは比例しません。上の例ですと、銃全体の重量や作動方式、ストック 形状、口径の大きさ、等で反動は左右されます。ちなみに口径の大きさと言うのは、同じ重量の弾頭を 同じ初速で発射した場合、口径が大きい方が反動は強くなると言う事です。(コンマ数ミリでは大差無い と思うが)
具体的な威力ですが、これは両者共結構スゴイです。最近のアサルトライフルの小口径弾や、ましてや 拳銃弾などは比較になりません。30−06の場合(8mmは実験していないが、概ね似た様な結果だと 思う)、ブロック塀のコンクリート(中に穴が開いたヤツ)なら余裕で撃ち抜きます。電話帳は5〜6冊は 楽勝(FMJによる結果)。 狩猟用のソフトポイントで、柔らかい物やポリビンを撃つと、殆ど爆発に近い 感じで消滅・・・・。人間の手足なら千切れるかもしれません。ダムダム弾を条約で禁じたのが、良く理解 出来ました。機銃で撃たれたら、一瞬でバラバラだもんな・・・・・(汗
命中精度ですが、これは使用する銃、その他によって全く異なるので、結論は言えません。 但し、質問にもありますが、30−06弾は戦後もハンティングや競技等に広く使用され、研究され続けて 来ました。8mmマウザーも狩猟用で現役ですが(恐らくヨーロッパでは特に)、しかし、精度を追求する ならば、30−06に分がある気がします。少なくとも私ならば、30−06を選びます。でも、絶対と言う訳
ではありませんよ。これを言っちゃあ、お終いですが、精度追求の面で言えば、どっちも時代遅れ(笑)。
7.7Mjapanese さんからの質問。
新しく見つけた「REDDING」と言うリロード用品メーカーのカタログを見ていると「スプリングフィールド30- 06から7.65MMJAPANESE」を作るダイを見つけました。もし使ったことが御座いましたらどのようなものか 教えていただけないでしょうか?
答え
お話のレディングのダイは使った事ありませんが、以前、使わなくなったダイと九九式の廃銃身(チャンバー) を利用して、カットした30−06ケースをプレス。質問にあるのと同様の30−06改造7.7mmジャパニーズを 作成、射撃した事があります。
  
精度的にはかなり「?」でしたが問題無く発射できます。ただし、ショルダーの肉厚が薄いのか(本来ボディで あった部分が、強引にショルダーになる訳ですからね)、ケースの寿命は短かったです。何回も繰り返し使用 するならばノーマの薬莢を使った方がよいです。(尤も、30−06の薬莢さえあれば次から次へと作れますが)
毎回製作する手間を考えたら、ノーマの薬莢を買って、7.7JPNのダイで普通にリロードした方が、トータル 的に良い感じが・・・・。ケースは100個も買えば、かなり長い間使えますよ。(10回はリロード出来ると思う。 つまり1000発!)ノーマのケースは1個1ドルくらいと高いのですが、使える回数と手間を考えれば、悪くは ありませんし、精度の点から見ても、30−06改よりも良いと思います。
ケースだけで入手出来ない場合、ファクトリーロードを買って(20発で40ドル以上する)薬莢を入手し、以後 リロードで元をとる?みたいな方法もあります。7.7JPNのフルレングス・ダイは、RCBSから30ドルくらいで 出てます。(6.5JPNも)
30−06ケースを改造するのは、どうしてもノーマ・ケースが入手出来ない場合に考えるのが良いのでは・・・
ちなみに私は、シェラのマッチキング2315の弾頭を使っています。.303ブリティッシュと兼用です。何処かで 九九式は303ブリティッシュの弾薬が使用可能と言う話を耳にしましたが、弾薬自体には交換性は無いです。 あくまでも弾頭に限っての話です。パウダーは、IMR4064なら45Gr、ホジドン380なら48Gr・・・あたりで 試行錯誤。マズルベロシティは2500f/s弱です。
3440番 さんからの質問。
僕は三八式歩兵銃の事が大好きなのですが、旧日本軍の銃によくみられる遊底覆いの尾部にある安全装置の ノブの溝はどうしてあのようなかたちなのでしょうか。教えてください。
答え
溝と言うのはチェッカーリングの事かな?あの部分は押しながら回転させるので、その為の滑り止めです。冬季に 手袋を填めた手では、かなり滑り易いと思います。九九式の末期型では省略されてしまいますが・・・・ また、それとは別に、ノブの外周に設けられた溝(初期型の場合は出っ張り)は、セーフティがONであるか?OFF であるかを目視、或いは暗闇で触って確認する為です。溝や出っ張りが無いとセーフティの状態が分かりません。
↓セーフティON(安全)

手前が初期型、奥が後期型。セーフティは押した後に回転させる。
↓セーフティOFF(撃発)

ね、溝や出っ張りが無いと全然わかんないでしょ?
匿名さんからの質問。
Nikon製の九九式狙撃眼鏡の付いた銃器は現在、アメリカにてお目にかかることはできるのでしょうか? 戦前〜戦中の旧日本軍の光学兵器は日本光学工業(Nikon)をはじめとする多くの光学機器メーカーが製造し 納入していましたが当時、日本の光学技術は連合軍や同盟国のドイツと比べてどの程の水準にあったと思い ますか?
もっと、具体的に申し上げると照準眼鏡(ライフル・スコープ)の分野において、日本(特に日本光学工業)の 光学技術は他国のそれと比べてどうでしょうか?例えば、像質や視差・命中精度などの性能面でです。
どうか、御教示を宜しくお願い致します。
答え>Nikon製の九九式狙撃眼鏡 無理過ぎ!(笑)無いでしょ〜・・・・ニコンが製作した九九式用は試作のみで、量産品はニコン以外の物です。 ニコン製オリジナルは、もしかすると博物館あたりにはあるのかなぁ?本や資料でも、一切見た事ありません。 (九七式用2.5倍の量産品ならば、ニコン製も多く存在する)
あと、これは質問者との内輪話ですが、メールに添付された写真のスコープは、九九式用では無く、三八式用 試作スコープです。小鏡十一型、十六型は、共に試作とは別のアジャスター無し(量産型)の筈です。
当時のスコープに影響を与えたのは、ドイツのカールツアイスです。日本もそうですし、ロシアのPEや、イギリス No.32も、影響されていると思います。ニコン(日本光学)が最初に試作したスコープは、エレベーションノブ で上下補正が容易に行える物でした。新品時に覗いた事が無いので(笑)解像度や詳しい事は分かりませんが 品質はかなり上等だったと想像します。私の手元には、量産型の2.5倍と4倍がありますが(4倍はオリンパス 製)、何れもレンズは今もって非常にクリア、プリントされたスケール付きレティクルもクッキリしています。但し! エレベーションを始め、アジャスターの類が一切無いので、これは欠点と言えます。私が察するに、当時の日本 のスコープ技術は、レンズ系は優れていたものの、メカニカル系(アジャストシステム)が苦手だったのでは? 銃器用スコープが他の光学機器より難しいのは、内部に照準器を設けなければならない点です。そしてまた、 それを外部から操作可能にしなければなりません。つまり、気密・防水性です。アメリカのM73系も、防湿性が 欠点で、終戦間際のM84に改良されるまで解決されませんでした。ドイツは内部に使用するグリスの選択で 苦労します(冬季に凍ってしまう)。結局、日本はこのメカ部分が上手く行かず、或いは量産出来ず、固定式の レティクルになったのだと私は思います。九九式にはアジャスターを備えたスコープも存在しますが、これは アジャスト無しのスコープを、リング部分の外側から動かして行う物(エキスターナル・アジャスト)です。しかも 少数しか作られませんでした。
私の手元にある日本軍以外のスコープは、全て外部にアジャストノブを備えますが、やはり気密性が完璧では 無いので、その殆どが50年以上の歳月でモヤモヤに曇っています。先に述べたとおり、日本軍のスコープは アジャスターが無い密封式なので曇っていません。・・・・・こうなると、どっちが正解だったのか・・・・・?
命中精度については、銃との兼ね合いがあるので何とも言えません。しかし、アジャスターの無いフィクストの スコープならば、狂いは生じ難いでしょう。欠点は、ゼロインがとり難く、目盛りを読む経験が必要な点です。
上下アジャスター付きの日本光学製試作スコープについては、現物を見た事も触った事も無いので不明です。 量産型についても、これは様々な工場で作られましたので、全ての品質についてはやはり不明。手持ちの 2つに限っては、先に述べたとおりです。
ところで・・・・また余計なことを言いますが(汗)・・・これはあくまで私の嗜好ですが、現在の銃器用スコープを 買うならニコンでは無く、タスコにしますね。予算があればリューポルド、ツアイス・・・・。やはり、カメラはカメラ
ガメラは大映、銃器スコープは銃器スコープ、餅は餅屋です。
PunkAssBobさんからの質問。
レミントンの700VS .223Remを買いました 家に持って帰ってから気付いたのですがクラウンにでこぼこがあるのです レンジで撃ってみるとファクトリー装弾ですがグルーピングがんばっても2インチがいいところです。 これってクラウンのせい? それとも弾? いやもしかして腕? クラウンってどの程度、命中精度に関係があるものなのでしょうか 弾は4種類くらいしか試していませんが皆同じようなものです
写真にとって見たら錆びてる? やっぱりぶった切ってリクラウンするべきか

答え
そもそもマズル・クラウンの役割は、円柱形のブレットの外周360°を同じ瞬間にマズルから切り離し、直後の マズル・ブラストも均等に拡散、弾道に悪影響を与えない様にするものです。マズルからブレットが離れる瞬間 と言うのは、非常にデリケートなポイントなのです。イメージ的に例えるなら、スキーのジャンプ台ですかね? ですから競技銃クラスのライフル、狙撃銃、バーミント・ライフル等では、ことさら重要視されます。
しかし、ではクラウンが損傷した場合、実際にどれくらいの影響があるのか?私が自分の銃のクラウンを潰して 実験・・・・する訳ありません(笑)。それはありませんが、以前、M1ガランドの狙撃銃(M1D)のT37フラッシュ・ ハイダーの先端内側が、ブレットに干渉しているのを知らずに射撃した事があります。(友人の銃ですが、銃と 別に購入したT37フラッシュ・ハイダーの、5つに枝分かれした先端の1つが曲がっていた)ブレットは擦る様に 軽く接触していましたが、その場合は100ヤードで8インチ近く、グルーピングが広がりました。しかし、横転や 弾痕不明には至りませんでした。フラッシュ・ハイダーをノーマルに戻して再射すると、2インチ以内に縮小。
マズル・クラウンの傷では、さすがに上記まで影響する事は無いと思います。若干広がる程度でしょう。しかし 距離が離れる毎に広がりは拡大しますから、やはり無視できません。質問のバーミント・ライフルは223Rem ですが、これは308等に比べてブレットが軽いので、更に影響は大きいと思います。
質問では2インチに広がるとの事ですが、距離が不明です。もし100ヤードなら、そこまで広がる事は無いかも。 この辺ちょっと分かりません。グルーピングを示す時は必ず距離も添えて下さい。まあ、射撃はメンタルな部分 が大きく影響しますから、誰が見ても明らかな不安材料があるのは好ましくありません。下取り値にも影響する でしょう。
あと、写真を見て気が付いたのですが、この傷は何かで押した(叩いた)様な傷なので、ボアの内径まで影響 していないかが心配です。金属は潰れると、その分の体積が移動しますからね。凹んだ所は無くなった訳では 無く、移動したのです。写真の場合、それは当然内側(ボア)へと移動する筈です。ブレットに不均等な力が加 わるのは、やはり良くありません。
私的な結論として、M700バーミントで写真の傷なら、やはり、リ・クラウンですね。カッターはブラウネルスで 30〜70ドルくらいで購入できます。フェイス表面だけの傷ならば、切り落とす必要はありませんよ。ボア内部も 潰れていたら、先端を少しカット(金ノコじゃ駄目だよ)する必要があります。あれ?てゆーか、日本では自分で バレルを切っても良かった?まあ、仮にそれがOKだったとしても、冒険するつもりが無いのなら、ガンスミスに 任せた方が良いでしょう。全長が変わるので登録の変更手続きも必要な筈です。
すし太郎さんからの質問。
64式小銃の減装弾の初速はAK47と変わらないと言うのは本当でしょうか?ちょっと信じられませんよね? これって威力の点ではアサルトライフルと同じと言う事でしょうか?自衛隊は先見の明あり? それとも・・・・??たかひろさんはどう御感じでしょうか?それとも、もっと早いのですか?減装弾って?教えて ください!
答え
先ず、ハンドルネーム笑いました(失礼)。懐かしい・・・まだサブちゃんでCMやってるのかな?
で、減装弾(減装薬)ですが・・・その話の前に、私がいつも感じている不満点をここでブチ撒けたいと思います。 先ず、ブレットの持つ威力は、初速(弾速)だけで決まるものではありません。『弾頭重量』これが記されていな ければ、データから威力を判断する事は難しいです。多くの資料には『初速』しか記載されていません。これは 不親切です。誤解も生じ易くなるでしょう。
例えば、64式小銃の減装弾は、私が知る限り710m/s(約2329f/s)としか記載が無く、弾頭重量は記され ていません。もしも、ブレット重量が150や168グレインならば、これは確かに減装弾です。しかし、もし、ブレット 重量が200グレインならば、これを2329f/sで飛ばす装弾は、全く「減装弾」などでは無くなります。実際には 減装弾と言うくらいですから、恐らく150〜168グレイン前後と思われますが、この様にブレット重量が不明だと 判断に困る訳です。(64式の減装弾は、M80 NATO弾がベースなので、恐らく150グレイン?)
ここで一旦纏めますが、装弾のエネルギーと言うのは、弾速とブレット重量があって初めて決定出来るのです。 (追記:口径の大小も↑に加わりますが、むしろ口径よりもブレット重量の方が重要なポイントです) また、重いブレットを低速で飛ばす、軽いブレットを高速で飛ばす、或いは重いブレットを高速で飛ばす・・・等の 組み合わせで、様々なキャラクターの弾薬が生まれます。遠くまでフラットに飛ぶ装弾、至近距離で破壊力の ある装弾、どっちも優れたマグナム弾、etc・・・
以上の点から、64式減装弾のブレット重量が分からないと、正確にAKの7.62×39弾と比較する事は出来 ません。ただ、7.62×39弾は、ブレット重量122グレインのミリタリー・ボールで2329f/s、150グレインの ファクトリー・ロードで2072f/s、ちなみにシェラ・ブレットのチャートでも、ブレット重量は110〜135グレイン の間ですね。翻り、7.62mmNATO弾では、ブレット重量が110〜135グレインと言う事はありません。最低 でも142グレイン、通常150〜168グレインです。
つまり、どう考えてもAKの7.62×39弾が、64式の減装弾よりも強いと言う事はありえません。
上のAKのデータでは、122グレインのミリタリー・ボールが2329f/s(約710m/s)と、初速が64式減装弾 と一致しますが、ブレット重量が122グレインと言う事を考えると、マズル・エナジーは全く異なります。64式の 減装弾のブレット重量を、仮にM80NATO弾と同じ150グレインとすれば、これを同じスピードで飛ばす64式 の方が、遥かに威力も遠射性能もある訳です。
【ちょっと奥さんエナジー計算】
7.62×39弾、ブレット重量122グレイン、2329f/s では・・・・ (122×2329×2329)÷450240=1470 ft.lbs (フットポンド)
64式の減装弾、ブレット重量150グレイン(仮定)、2329f/s では・・・・ (150×2329×2329)÷450240=1807 ft.lbs (フットポンド)
上記の差(比率)は、30−06弾と300Winマグナムくらいあります。これは大きな違いです。
一過性ガンマニアのスペック・フリーク君ならともかく、筋金入りを目指す『すし太郎』殿にはブレット・ウエイトを 記載したデータこそが相応しいのです!この辺をバイブルとして下さい。
追記 ↑「スペック・フリーク君」などと、人をバカにした様な発言と誤解されそうなので、付け加えます。知りたくても 知ることの出来ない、不幸なガン・フリークが存在するのは、日本で銃器の情報を提供する側が、あまりにも
御粗末だからです。勿論、知ろうとする側の努力も大切ですが、日本にはあまりにも情報が無さ過ぎます。
記述の信憑性に於いても悲惨な状況。「初心者向けならば専門家でなくとも解説できる」と言った、根本的に
誤った姿勢。知らない人に説明するのは一番困難です!最初の一歩故に、教える側の責任も重大です。
米国には、どんなに需要が少なくとも(米国でも、リロードしたりするマニアは少ない)上に紹介する様な本が
キチンと存在するのです。日本のリアル・ガンマニアが何時の日か蜂起する事に期待します。
・・・蜂する程、数居ねぇか?とほほ・・・
ハヤシさんからの質問
旧軍小銃の遊底覆いについてですが、後端に爪があるものとないものがありますよね。あの爪はどの部分に 引っかかるのでしょうか?また爪アリが38式用、ナシが99式用という話を聞いたことがあるのですが、双方で 互換性はあるのでしょうか?もし、互換性がないのであれば、何か不具合でもあって改良されたということで しょうか?ご意見をお聞かせいただければ幸いです。どうぞ宜しくお願いいたします。
答え
爪は引っ掛かる物では無く、カバーの内側カバー?と言った様な物です(意味不明?)。爪ありが三八式用で 爪無しが九九式用と言うのは、その通りです。交換性(互換性)は微妙です。
では私のDQNな文章よりも、一目瞭然の写真でどうぞ。
一目瞭然
そんな感じです。 で、質問とは関係ありませんが、現代人は皆賢くなりまして、「交換性」などと言うと「それを言うなら互換性!」 などと叱られてしまいます。昔は本などでよく使われていましたが、確かに辞書には載ってませんね(笑)。 こうなったら意地でも「交換性」で通します。辞書など丸めてケツを拭いてやろうじゃないですか!はっはっは!
・・・・・それはちょっと痛そうですね。便所も詰まります。やめましょう。しかも食事中の人、御免。
アリサカ小銃のストック右側や下部にある、小穴や切り欠きは一体何の為の物なのか?
答え
九九式長小銃のレポートでチラっと書きましたが、あれはゴミや水分の排出穴(ドレーン)です。有るのと無い
のがあります。詳しくはこちらをどうぞ↓。
こちら
スプリングフィールド・アーモリー(以下SFA)のM1Aは、どのくらいの精度があるのか?武器庫の動画では、
「あまり精度が良くない」と書いてあったが、かなり酷いのか?悪くないなら、どの程度のポテンシャルか?
現行のM1Aには数種のバリエーションがあるが、どう違うのか?1MOA〜1/2MOAの精度が欲しい場合、
どのグレードを選べばよいのか?
一番安いグレードを買ってカスタムし、M21クラスまで精度を上げる(狙撃銃化させる)事は可能か?
スコープマウントは、何所のメーカーのが良いか?SFA純正はどうか?
答え
私のは一番安いバーチストック・モデルです。ウィンチェスター製のオリジナル・バレル(軍払い下げ?)に、
ストックも軍用オリジナルを再仕上げした中古です。これらが購入時にノーマルとして付属して、約千ドル。
これでも100〜200ヤードで2.5MOAくらいは出ますよ。スプリングフィールドM1Aは、基本的に皆同じ
です。バレルやべディング、ストック等のグレードで、クラス分けしてる感じです。ミッドレンジまでの1MOA
ならば、スーパーマッチか、その上の狙撃銃モデルになると思います。でも1/2はキツイよ・・・こうなると
ガンスミスに依頼して、アームズ・コーあたりのダブル・リコイル・ラグ・レシーバー(*)に、クリューガーの
バレルをフィッティング(バレル・フィッティングについてはFAQ19参照)、ヘビー・センサストックに完璧な
べディング・・・etc 自動銃で1/2MOAは簡単ではありません。
*ダブル・リコイル・ラグ
レシーバーの下部に、ストックと合致するリコイル受けが前後2つあるカスタム・レシーバー。更にはそれを
2本のスクリューで、ボルトアクションライフルの様にストックに固定するタイプも存在します。競技用等では
ストックとレシーバーを接着(グルーイン)する方法もあります(当然分解は出来ません)。何れもファクトリー
・ノーマルとは全く異なる部品(方法)です。ここまで行って、ようやく1/2になるかどうか・・・?ってかんじ。
一番安いグレードを買ってM21クラスまで精度を上げる事は可能です。しかし、掛かる費用を考えた場合、
最初からM21を買った方が安いと思いますよ。全て自分でフィッティングし、工具の出費を考えなければ
若干安上がりかもしれません。
スコープマウントは何所のが1番かは分かりません。全てを試した訳では無いので・・・。
私が使ってるのは、A.R.M.S製です。不満はありませんが、精度を追求するあまり、ボルトをレシーバー
から外すのに、いちいちマウントを外さなければなりません。当然、ゼロインは取り直しです。そうしなくても
良いモデルもありますが、剛性の面でやや不利です。但し!競技用も含め、アキュライジングされたM1Aは
年に一度の分解掃除くらいでしか、ストックとレシーバーは外さないのが普通です。通常は、ブラシを使って
外から掃除するだけです。これはボルト・アクションのライフル(競技や狙撃銃)だって同じです。
ちなみに・・・(これは所有してる人の事を考えると心苦しいが)SFA純正の旧タイプ・マウントは、私の周り
ではあまり評判が良くありません。アルミなので、数を撃つ内に合わせ溝の部分が磨耗してくるんですよ。
ネジも緩み易いです。また、純正品に似た中国製の模造品が出回っているので要注意。
A.R.M.S以外でお薦めは、エンタープライズ・アームズ製です。これは友人が使ってますが問題なし。
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