
この銃は、友人から借りた物ですが、グリップにホーグ製のラバー巻き?が装着されており
また、マガジンには+2発のエクステンションが追加されており、下部が出っ張っています。
他はノーマルです。
全体のスタイルは「格好付けてユーザーにアピールしよう」などの意思が全く感じられません。
「機能性を形にしたら、必然的にこうなった」と言う、正に実用拳銃(人を殺すための銃)です。
とは言え、WWUの軍用銃等とは違いますから、コストダウンの為に仕上げが雑と言う事は
ありません。もっとも、雑に作ろうにも腰下はプラスティックとプレス・スティールだからなぁ・・・
磨いて擦り合わせて・・・何て事は最初から必要ありません。パーツの組み合わせが、銃と
言うよりは電化製品みたいな感じです。反面、スライドとバレルは正確に加工され、安物銃の
様なガサ付いた感じは皆無。何所をキッチリ仕上げて、何所を簡単に合理化するかを心得て
いる感じです。グロックのスライドは、フレームとのガタが若干多いのですが、実用精度に
影響する程では無く、リコイル・スプリングのテンションが掛かっているので、銃を振って音が
する様な事もありません。クリアランスが十分にあると、砂や土埃の影響を受け難くなります
から、実用精度を維持した上でのガタ(クリアランス)は、必ずしも欠点とはなりません。

この辺はかなり暴走してしまった、と言う感じがするのですが・・・・
トリガーを引く事によって解除される(笑)『トリガー・セーフティ』だそうです。あっても無く
ても同じ感じがします。実際、無くても何も変わりません(爆)。引くだけですからね・・・・
強いて言えば、銃を落下させた時に、慣性でトリガーが動いてしまわない様・・・と考えられ
ますが、プラスティックのトリガーが落下の慣性でDAを引き切る確立はゼロに近い筈です。
恐らく、メーカー側の本音としては、「グロックにマニュアル・セーフティは要らない」と言う
事だと思います。しかし、全く無ければ暴発事故等の際、裁判に負ける可能性があります。
通常のDAOにはマニュアル・セーフティはありませんが、グロックのアクションはSAに近い
プルです。米国に正規輸入されるSAオートには、マニュアル・セーフティの装着が義務付け
られている筈です。この辺を危惧して、このセーフティを装着したのでは無いでしょうか?
グロックをコピーした他社の銃も、同様のトリガー・セーフティを設けています。
メーカーの都合はともかく、ユーザー側には注意が必要です。SAに近いプルで、マニュアル・
セーフティは無いに等しい訳ですから、不用意にトリガーを引いたり、管理者以外が手に触
れる場所には絶対に置かない事です。勿論これはどんな銃でも同じ注意事項ですが、実際
の事故に至る確率は、グロックはリボルバー等よりも遥かに高い気がします。
トリガー・ピン前方にある、斜めになったギザギザは、分解用のロッキングです。スライドを
分解するには、先ずマガジンを抜き、抜弾確認をした後、トリガーを引いてファイアリング・
ピンを落とし、スライドを3ミリ程後退させ、写真のギザギザ部分(両サイドにある)を摘んで
下げます。すると、スライド&バレルは前方に抜き出せます。慣れれば10秒も掛からずに
分解可能。かと言って、意に反して外れる事も無いので、簡単且つ優れたデザインです。